memoQ-Event

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2019.08.01   memoQ-Event

memoQ Fest 2019に参加してきました

少し前の話になりますが、弊社がサポートするmemoQのイベント「memoQ Fest 2019」について、参加してきた感想を記事にしようかと思います。

memoQ Festは、2009年4月に第一回目が開催されて以降、毎年1回開催されている恒例の行事です。今年は記念すべき10回目のmemoQ festでした。

場所は東欧の真珠などとも呼ばれるハンガリーのブダペストです。開発元のmemoQ Ltd. (旧 kilgray Translation Technologies)が本部を置く街です。

ハンガリーと言っても、我々日本人には若干馴染みが薄いかもしれません。場所や歴史など詳しくはWikipediaでハンガリーを検索してみてください。

memoQ Festは、ブダペストの観光名所の一つである「英雄広場(Hősök tere)」近辺のGundel というレストランの二階で行われました。 このレストランも、歴史があって由緒正しいレストランだと聞いています。

二階は会議や宴会が行える部屋があり、ここで各セッションが行われました。休憩時間は、広いテラスで珈琲を飲みながら、参加者同士でネットワーキングができました。

そもそも、このmemoQ festに参加しようと思い立ったのは2年前、memoQ fest 2017の直後でした。翌年の「memoQ Fest 2018には参加するぞ」と意気込んでいたのですが、2018年の5月末、出発直前になって急性膵炎でまさかの緊急入院。断腸の思いで、フライトも全てキャンセルして、断念しました。

悔しい思いを抱きつつ1年、2019年の5月末、ようやく念願叶って参加することができました。

memoQ festが開催された、5月29日-5月31日の期間、欧州諸国だけでなく、中央アジア、北米、南米、東南アジア、中近東、そして勿論日本からも実に多くの国々からmemoQユーザーが集いました。

ワークショップでは、memoQでスクリプトの実行や、Termbase(用語集)とプロジェクトマネジメント、memoQとMTのインテグレーション等、いずれも興味深いテーマばかりでした。

MicrosoftやGoogleが、カスタマイズ可能なニューラル機械翻訳エンジンを公開する話や、memoQ Ver. 9の事などいち早く情報が入手できるのも嬉しい限りでした。

他にも、翻訳者視点の発表、プロジェクトマネージャー視点の発表、経営者視点の発表などと盛りだくさんで実に充実した3日間でした。

スピーカーの発表もさることながら、memoQユーザー同士で交わす会話にも多くの学びがありました。memoQ以外で、どういうツールを使って全体の業務を管理している等、今後自分の会社でどのように業務を管理していくのか参考になる話をたくさん聞くことができました。

発表が終わると夜は、街のあちこちでディナーパーティーでした。フェリーでドナウ川のクルーズも予定されていたのですが、大豪雨のためキャンセル。

大雨の夜の国会議事堂。この裏にドナウ川が流れています。

その日、大雨にも関わらずクルーズに出かけた韓国からのツーリストがフェリーの事故に遭遇し多くの尊い命が失われました。

翌日、memoQ festでは犠牲者の方々に朝一で黙祷が捧げられました。ブダペスト滞在期間中どこかで同じように観光を楽しんでいた方々が不幸に見舞われたと思うといたたまれない気持ちです。

犠牲者の方々には心からのご冥福をお祈りしています。

memoQ festに話を戻して、素晴らしい会場と発表、楽しいディナー、特に初参加者に対する至れり尽くせりのフォローと実に充実した数日間でした。

これだけの大規模な催しをグループで企画するのではなく、聞いた話ではmemoQの役員たった一人が企画しているとのこと。本当だとすれば、職場の飲み会の幹事でさえも嫌がる私にとっては、なんともいやはや・・頭が上がりません。

ブダペストという街も、今回初めて訪れましたが、古い街並みが見事に温存されており、街をぶらりと歩くだけで楽しめる美しい街並みでした。

来年は、滞在期間を長めにとってmemoQ Fest 2020に参加する予定です。

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